バッファローは2019年1月7日、同社の無線LANルーター製品の一部でインターネットに接続できない障害が発生したと発表した。原因は、2018年12月29日から2019年1月3日まで発生していた同社のbuffalo.jpサーバーの障害。同社の無線LANルーターが内蔵する「インターネット@スタート」という回線自動判別機能がこのサーバーを利用するためだ。

 同社の無線LANルーターの設定は、初期出荷状態ではインターネット@スタートを利用するようになっている。この設定の状態で、サーバーに障害が発生していた期間に無線LANルーターの再起動やWANポートのケーブルの抜き差しを行うと、インターネット接続ができなくなっていた。上流のネットワーク機器の設定変更や再起動などによっても同様の障害が発生した可能性があるという。

 対象機種は、WSR-1166DHPシリーズ、WCR-1166DS、WXR-1900DHP2(ファームウエアVer2.49以前)、WXR-1750DHP(同Ver2.48以前)、WXR-1900DHP。これらの機種がインターネット接続の確認に使用している同社のサーバーの応答が極端に遅くなり、インターネット接続の確認ができなくなっていた。これにより、たとえIPアドレスを正常に取得していても、インターネットに接続できない回線だと誤って判断していた。

 なお、インターネット接続の確認に使うサーバーは機種群によって異なるため、対象機種以外の製品では障害は発生しなかったとする。

 現在はサーバーは復旧済み。いまだにインターネット接続できない場合は、無線LANルーターを再起動するかWANポートのケーブルを抜き差しすることでインターネット接続が復旧する。
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