>>89
>>日本全部東京になればいいじゃんという政策で
>>要は東京のために地方を捨てた20 年だったのに

前半は列島改造論を基にした地方振興の時代かな。
確かにあれは成功した。あればなければ今頃日本の
構造はそこらの新興国と変わらなかっただろう。

ただ,後半は少し違うと思うな。80年代後半から
公共事業への批判が強くなり,また,当時中核に
いた団塊世代が高福祉政策を求めるようになり,
90年代以降(つまり平成になってから)に公共事
業を絞っていった。東京首都圏の公共事業はかな
り減らされたが民間経済が強い都市圏なので経済
は維持された。一方,地方は公共事業案件数は温
存された。ただ,いかんせん地方経済を維持する
ほどの規模を切ってしまっていた。だから,地方
の仕事がなくなり,東京へ一極集中するようになっ
た。

なにせ,80年代の日本はGDPの6割弱を公共セク
タが占める準社会主義国家だったのだから,これ
を切り詰めたら経済成長が鈍るのは当たり前。更
に再生産のきかない福祉分野の支出を増やしたの
だから持続的成長ができなくなり,平成の最初の
10年で”福祉主導経済”は息切れしてしまった。