Facebookが、自社のメッセージサービス「WhatsApp」で送金に使えるデジタル通貨を開発中だと、Bloombergが米国時間12月21日に報じた。報道によると、まずはインドの送金市場をターゲットにするようだ。
Facebookにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
ニュースサイトのCheddarは5月、Facebookがオンライン決済の安全性を確保するために独自のデジタル通貨を構築する可能性を「非常に真剣に」検討していると報じていた。当時Facebookは、小規模の担当チームがブロックチェーン技術の複数の応用分野を調査していると述べたが、具体的な内容は明かさなかった。ブロックチェーンは、ビットコインなどの仮想通貨に用いられている暗号化技術だ。
しかし、Facebookの仮想通貨が実用化されるのはまだ先の話だと、Bloombergは報じている。匿名の情報筋がBloombergに語ったところでは、Facebookは米ドルにペッグ(固定)されたステーブルコインの開発を計画しているとのことだが、現時点ではまだ戦略を詰めている段階で、通貨の価値を保護する方法などに取り組んでいるところだという。
Facebookは、暗号化メッセージアプリWhatsAppを2014年に買収している。
https://japan.cnet.com/article/35130568/