全国の15歳〜49歳の男女10万人を対象に行ったオンラインデリバリーに関する調査について、出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う『出前総研』より、その結果を報告いたします。
 
<調査結果サマリ>
1. 外食の利用実態
 
・外食頻度
 1週間の外食について「週に1回程度」以上との回答が47.5%と半数近くありましたが、一方で外食に出るのが面倒な時が「ある」との回答が60.4%でした。
 
・外食にかける時間
平日:平均56.0分
休日:平均65.2分

休日の方が平日よりも外での食事に時間をかける傾向にあります。

2. オンラインデリバリーの利用状況
・オンラインデリバリーの利用経験
 利用したことがあるとの回答は41.5%。半数以上は利用経験がありませんでした。

・オンラインデリバリーの利用シーン
1位 自分・家族の食事を休日の夜(16時以降)に自宅で   59.0%
2位 自分・家族の食事を平日の夜(16時以降)に自宅で   40.0%
3位 自分・家族の食事を休日の昼(10時〜16時)に自宅で  30.0%

普段の食事として、自宅での利用が多い結果となりました。

・オンラインデリバリーの利用意向
今後の利用意向は54.1%で、利用経験者よりも多いため、今後市場が伸びていく可能性が見込まれます。
 
これらの結果を受けて、自宅でのホームパーティーや職場でのランチ、会議の食事、懇親会での利用などでは依然として出前が参入する余地はあり、新たな利用シーンを開拓し、また、外食にいくのが面倒と考える人たちに日常的な食事の利用として出前を訴求することで出前市場が伸びていくと考えられます。
 


次に、オンラインデリバリーの利用経験について聞いたところ、「ある」と回答したのは41.5%で、回答者の半数以上がオンラインデリバリーの利用経験がありませんでした。
オンラインデリバリーを利用したことのある100人に利用頻度を聞いたところ、「半年に1回程度」が25.0%で最も多かったですが、「週に1回程度」以上利用している人も7.0%おり、「月に1回程度」以上の利用する人をまとめると33.0%いました。
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オンラインデリバリーの利用シーンは自宅での自分や家族の食事で主に利用されており、特に休日の夕食での利用が59.0%と最も多い結果となりました。近年増えているホームパーティーでは63.0%の人が「利用したことがない」を回答しており、日常的な食事シーンでの利用が多い結果となりました。また、会社でのランチや会議・懇親会などでも80%以上が「利用したことがない」との回答でした。

オンラインデリバリーの今後の利用意向は54.1%が「利用したい」と回答しており、オンラインデリバリーの利用はこれから伸びていく可能性が見込まれます。総務省の行っている家計消費状況調査によると、2017年からオンラインデリバリーの支出額が伸び始めており、2017年の1ヶ月平均は7,511円で2016年と比較して123.5%増でした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000029254.html