韓国Samsung Electronicsの次期フラグシップ端末「Galaxy S10」(仮)は4モデルになり、ハイエンドモデルは5G対応になると、米Wall Street Journalが11月20日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。

 Galaxy Sシリーズは次期モデルで10周年を迎える。同社は2019年2月25日からスペインのバルセロナで開催の「Mobile World Congress」(MWC)に合わせて折りたたみスマートフォンと共に次期Sシリーズを発表するとみられている。

 4台のコード名は「Beyond 0」「Beyond 1」「Beyond 2」「Beyond X」で、Beyond Xのみ5G対応になる見込み。

 ディスプレイサイズは、0〜2は5.8インチ〜6.4インチ、Xは6.7インチという。Xの特徴は5G対応の他、前面に2台、背面に4台の計6台のカメラを搭載することだ。Samsungは10月に、背面カメラが4台の「Galaxy A9」を発表している。

 S10のうちの何台かには、無線リバースチャージ機能もあるという。リバースチャージとは、スマートフォンを他の機器の充電に使うことで、台湾ASUSの「ZenFone Max」などでも可能だ。Galaxy S10の場合は、これを無線で行えるという。無線充電に対応する他の機器をS10端末に重ねることで充電できると情報筋は語った。

 Beyond X端末は、来週5Gが利用可能になる見込みの米国と韓国で5G開始に合わせて発売されるという。発売時期や搭載される機能などはまだ決定ではなく、変更される可能性があると情報筋は断っている。
2018年11月21日 07時39分
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/21/news063.html