2018/9/13 15:40 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35321680T10C18A9XQH000/

 東京急行電鉄は13日、東京・渋谷の大型複合施設「渋谷ストリーム」を開業した。2013年に地下化した東横線の線路跡地などに高さ約180メートルの超高層ビルを建設した。渋谷駅南側に新たなにぎわいの核が生まれたことになり、同社が渋谷駅周辺で進めている面的な街づくりの構想実現に弾みがつきそうだ。

 渋谷ストリームは地上35階建てで、延べ床面積は約11万6千平方メートル。1〜3階に商業店舗、4〜6階にホール、9〜13階などにホテル「渋谷ストリームエクセルホテル東急」(177室)が入る。14階から上のオフィスフロアにはグーグル日本法人が本社機能を置く。

 渋谷ストリームの名称は流れや小川を意味する「STREAM」にちなんだ。13日に開業セレモニーを開いた東急の高橋和夫社長は「渋谷ストリームは代官山方向に、名前のごとく(人の)流れをつくっていきたい」とあいさつした。渋谷川沿いの遊歩道の先の代官山方面には複合施設「渋谷ブリッジ」も同日開業した。訪日客の宿泊を意識したホテルや、認定こども園などが入る。