本日の詳細

<10:57> 日経平均は下げ幅300円超、日銀「指し値」オペ通告後に円高進行

日経平均は下げ幅を一時300円超に拡大した。日銀は23日、残存5年超10年以
下を対象にして「指し値オペ」を通告した。ドル/円はいったん上昇したが、やがて円安
の流れが一服すると再び円高が進行。その後、オペ通告前よりも円高水準を付けた。

市場では「日銀の金融政策を巡る報道で、日経平均先物売り・TOPIX先物買いポ
ジションのアンワインドの流れとなっている。トレンド・フォロー型のCTA(商品投資
顧問業者)には、円売りポジション解消のきっかけと捉えられている」(大手証券)との
声が出ていた。


<09:42> TOPIXプラス転換、金融セクターに買い NT倍率急低下

日経平均が2万2400円台と安値圏で推移する中、TOPIXはプラス転換。日経
平均をTOPIXで割ったNT倍率は足元12.86倍まで急低下している。金融セクタ
ーが軒並み高。「マイナス金利導入後、銀行株のバリュエーションは押し下げられ、多く
の投資家がアンダーウェートしていた。アップサイドの余地は大きく、『持たざるリスク
』が意識されている」(外資系証券)との声が出ていた。


<09:15> 寄り付きの日経平均は続落、円高嫌気し200円超の下げ

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前日比217円55銭安の2万2480
円33銭となり、続落して始まった。朝方の外為市場で1ドル110円台後半まで円高が
進行。採算悪化懸念から自動車、ハイテクなどの輸出株を中心に利益確定売りが先行して
いる。日銀が長期金利目標やETF(上場投信)などの資産買い入れなどについて柔軟化
する検討に入った、と報じられたことも投資家心理を慎重にさせている。石油・石炭製品
が安く、電機、輸送用機器も売られている。半面、長期金利の上昇を背景に銀行、保険が
高い。


<08:35> 寄り前の板状況、主力輸出株は売り優勢

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、
キヤノン 、ソニー 、パナソニック などの主力輸出株が売り優勢
。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック も売り優勢
となっている。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ が売り優勢、三井住
友フィナンシャルグループ は買い優勢、みずほフィナンシャルグループ
が売り買い拮抗とまちまちになっている。