マイナビ(東京・千代田)が5日発表した2019年春卒業予定の大学生・大学院生の6月末時点での就職内定率(内々定を含む)は前年の同時期を3.0ポイント上回る76.3%だった。前月からは16.0ポイント増加した。1人あたりの内定保有社数は平均2.2社だった。前年の同時期とほぼ同じで、企業の採用意欲は引き続き高い傾向にある。

https://www.nikkei.com/content/pic/20180705/96958A9F889DE1E0E4E1EAE5E6E2E2E7E2E5E0E2E3EAE2E2E2E2E2E2-DSXMZO3263871005072018000001-PB1-1.jpg
就職活動が解禁となり会社説明セミナーに向かう就活生(3月、東京都中央区)

 文系と理系別でみると、理系学生の内定率が高かった。理系の男子学生の内定率は前年同時期と比べて2.3ポイント上昇の82.7%、理系女子は2.1ポイント高い79.7%だった。文系男子は74.3%、文系女子は71.7%でいずれも前年同時期を上回った。

 内定を保有しながら就職活動を続ける学生もまだ多い。内定を保有している学生のうち、就活を継続すると答えた学生は26.2%を占めた。マイナビ・HRリサーチ部の毛塚友也課長は「(学生優位の)売り手市場が続くなか、もっと自分に合った企業があるのではないかと考える学生が多いのではないか」と指摘する。

 調査は同社の就活支援サイトに登録している大学生・大学院生を対象に、6月25〜30日にインターネットで実施。5250人から回答を得た。

(スレ立て依頼から)
2018/7/5 12:47
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32638740V00C18A7000000/