>>841
>アベノミクスで成長率は上がったの?

俺の論点はそういうことではなく
為替の名目レートで単純換算して経済を論じるようなのは無理があるということ
特殊な状況でしか意味がなく、普遍に使えるものではないだろうと

たとえばhttps://imgur.com/a5WpA1L.jpg
>国連統計にて1995年から2015年までの20年間の世界各国の
>名目GDP成長率を比較してみますと
>世界平均が 58.2% で、日本が -24.3% です。

日本のGDPの推移
http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.htmlで時系列データを確認できるが
マイナス24%というのは「名目GDP(USドル)の推移」にほぼ合致する
(1995年5449 → 2015年4394)と24%マイナス
つまりこのデータも円建てGDPを単純に名目ドル換算した数値ということになるのだが
購買力平価ドル換算だと逆に大きく増えている(1995年2965 → 2015年5128)
日本の通貨である円建てでもいちおう増えている(1995年512兆円 → 2015年531兆円)

また、気にしてほしいのは、同じ20年スパンの名目GDPドル換算でも
その後の(1996年4833 → 2016年4949)とか(1997年4414 → 2017年4872)とか
1年後2年ずれた幅ではしっかりプラスになってるし、前後で見ても1995年の数字だけ
やけに乖離が大きくなってるんだなとか、そういうことだ
(95年に急な円高となったことが影響している)

他国通貨に、特に名目レートで単純に換算して比較するということは
そういうふうに実態とかけ離れた当てにならなさがあるのだ、とは弁えておくべきだろう