引きこもり当事者の言うところの
「本人が一番苦しんでいる」というのは、
要するに、なんとか親兄弟に寄生する
現状を正当化するための理屈を
ひねり出す。その過程のことではないかな。

本当は社会や家族のせいだけではない
と本人も分かっている。だから
「社会」という抽象的なものを持ち出して
「国が景気対策を怠ったから」
「氷河期だから」
そんな理屈を無理矢理ひねり出して、
「俺は悪くない」と言い聞かせるのだろう。
社会に対してではなく自分自身に対して。

その理屈を自分に言い聞かせるうちに
いつしか本当に社会を憎むようになる。
そしてその「社会」は、政治家や官僚
ではなく、なんの罪もない一般市民も
含まれていく。
「俺を蔑む奴は同罪だ」という理屈。

…その結果が先日の東海道新幹線で
起きた無差別殺人。

引きこもりというのは、
何もしなくても「怒り」(逆恨みに基づく身勝手なもの)
を増幅させていくので、
無差別殺人を阻止するためには
精神病院に隔離するか殺処分するしかない。