曙ブレーキ工業(7238)が大商いとなって急反発。午前10時30分時点での売買高は2587万株と前日一日分の約35倍に急拡大している。株価も前日比80円(34.9%)高と値幅制限の上限である309円でストップ高買い気配となっている。13日付日本経済新聞が「40年ぶりにブレーキの新たな基本構造を開発した」と報じ、刺激材料になっているようだ。

 報道によると、新構造は従来品よりもブレーキが安定するほか、最大3割軽量化できるという。構造を見直すことで、これまでの弱点だったブレーキパッドの磨耗の偏りが解消され、ブレーキ機構が傾かなくなるという。来年から量産態勢に入り、自動車や産業機械などへの幅広い採用を見込む。

 当社株は3月以降300円割れの軟調展開が続いてきたが、きょうは一気に2月28日以来3カ月半ぶりの高値に駆け上がっている。

(取材協力:株式会社ストックボイス)

2018/06/13 10:35
会社四季報オンライン
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