アマゾンジャパン(東京・目黒)は11日、最新のインターネット通販の物流拠点を9月から大阪府茨木市で稼働させると発表した。商品の保管から仕分け作業などをロボットが担う。書籍やCD・DVDなどの商品を取り扱い、ロボットを導入した物流拠点は2016年に稼働した川崎市に次いで国内で2カ所目となる。

https://www.nikkei.com/content/pic/20180611/96958A9F889DE1E3E4E2E3E4EBE2E3E3E2E4E0E2E3EA8AE1E2E2E2E2-DSXMZO3160134011062018X30001-PB1-1.jpg
アマゾンジャパン(東京・目黒)が2018年9月に稼働させる最新の物流拠点

 導入するロボットは商品を保管した棚の下に潜り込み、出荷する商品を従業員に届ける「走る商品棚」のように稼働する。商品が保管される棚の場所をシステムで管理するため、注文が入るたびに棚が移動する。従業員はその場にとどまりながら、出荷する商品を棚から取り出せる。

 新たな物流施設は延べ床面積が約6万4千平方メートルと、川崎の拠点の約4万平方メートルに比べて5割ほど大きい。ロボットの稼働数や扱う商品数は非公表としている。国内で稼働するアマゾンの物流施設数は16カ所となる。

2018/6/11 15:17
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31601690R10C18A6X30000/