三菱スペースジェット、前進を強調。ベラミー氏「信頼の回復には成果を出すしかない」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000245-impress-life
12/20(金)

三菱航空機は12月20日、名古屋で定例会見「Quarterly Update(四半期アップデート)」を開き、三菱スペースジェット M90の現況を説明した。
会見の冒頭で代表取締役社長の水谷久和氏は2019年を振り返ると、6月にはパリ航空ショーでスペースジェットへのリブランドを発表し、10月には日本経済新聞による納入延期報道に対して
親会社の三菱重工業とともに声明を出したことなどに触れ、「本日は皆さんが驚くような報告があるわけではない」と前置きしつつ、2019年末までの同社とスペースジェットの進捗について説明したいと続けた。

ベラミー氏は、2016年の時点では組織全体が経験不足であり、製品の設計も市場の要求に最適化されていなかったと認める一方、示したスライドには、2019年1月に設計変更中の試験機のなかに5000か所以上の
ブラケット設置する様子6月に配線・艤装を進める様子、この12月には完成間際であるという写真も含まれており、プロジェクトが前進していることを強調した。
なお、量産に移るための型式証明(TC:Type Certificate)の取得進捗や、製造中の次の飛行試験機(10号機)の状況については明言しなかった。