https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180518/k10011443301000.html
AI=人工知能の学習のため大量の画像を読み込ませるなど、技術革新に伴う著作物の新たな利用に
対応するため、権利者の利益を害さないと判断される場合は許諾がなくても利用を認めるなどとした、
改正著作権法が参議院本会議で可決・成立しました。
画像などの著作物をめぐっては、AI=人工知能の開発など技術革新によって、新たな利用のニーズが
高まっていますが、これまでは対応する規定がありませんでした。
改正された著作権法は鑑賞などを目的とせず、許諾なしに利用しても権利者の利益を害さない、
または不利益が軽微だと判断される場合は、自由に著作物を利用できるとしていて、これによって
AIの学習のため大量の著作物を読み込ませたり解析したりすることが可能になります。
こうした内容を盛り込んだ改正著作権法は、18日の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党と
国民民主党などの賛成多数で可決され成立しました。
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書籍全文をデータ化、検索容易に
改正法成立、著作権者の許諾不要
佐賀新聞LIVE 5月18日12:43
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/218708
インターネット上で著作物の利用を拡大する改正著作権法が18日、参院本会議で可決、成立した。
著作権者の許諾なしに書籍の全文を電子データ化し、特定のキーワードを含む書籍をネットで検索できるように
する規制緩和などを盛り込んだ。一部を除き来年1月1日に施行する。
著作物の全文データ化は、原則として著作権者の許諾が必要だった。本文中のキーワードで検索が
可能になれば、欲しい書籍を探したり、論文などに盗用がないか確認したりしやすくなる。
著作者の権利保護のため、検索結果として表示できる範囲は、書籍のタイトルや本文の一部などに限定する。