米電気自動車大手、テスラの乗用車が16日までに米西部ユタ州で追突事故を起こし、米道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出した。車線逸脱を防ぎ車間距離を保つ半自動運転の機能を使用中だったとみられる。

 米メディアによると、事故は11日に同州ソルトレークシティー郊外で発生。時速約100キロで走行していたとみられるテスラ社の主力セダン「モデルS」が、赤信号で止まっていた消防車両に追突。テスラ車が大破し、運転していた女性が足首を骨折するけがを負った。消防車側に負傷者はいなかった。

 女性は事故当時、半自動運転の「オートパイロット」機能を使っていたと話している。

 3月には西部カリフォルニア州でテスラのスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」が中央分離帯に衝突し、運転席の男性が死亡する事故が発生。同機能が作動していたといい、米当局が調査している。(共同)
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