トヨタ自動車は16日までに、人工知能(AI)を活用したビッグデータ分析を手掛けるアルベルト(東京)に約4億円出資すると発表した。出資比率は約6%。自動運転の実現に向けた車の走行データの分析を既に同社へ業務委託しており、連携をさらに深める。30日付で株式を取得する。

自動運転ではさまざまな条件でもシステムが適切に動くことが求められるため、大量のデータをAIで効率的に分析する必要がある。トヨタの担当者は「社内ではデータ分析の人材を確保できていない。出資でアルベルトの経営資源を持続的に活用できるめどが立った」と説明した。アルベルトは2005年設立で、社員は約100人。
2018.5.17 05:00
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180517/bsa1805170500004-n1.htm