ことし1月から3月までのGDP=国内総生産は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてマイナス0.2%、年率に換算してマイナス0.6%となりました。マイナスは9期・2年3か月ぶりで、個人消費が伸び悩んで景気の回復が足踏みしました。

内閣府が発表したことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてマイナス0.2%でした。

これが1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス0.6%となり、9期・2年3か月ぶりにマイナスとなり、景気の回復が足踏みしました。

主な項目を見ますと、GDPの半分以上を占める個人消費は、大雪の影響や野菜の高騰で買い物を控える人が多かったことから、前の3か月に比べてわずかにマイナスになりました。

また、住宅投資も、賃貸用のアパートの着工が減ったことなどからマイナス2.1%でした。

企業の設備投資はマイナス0.1%で6期、1年半ぶりにマイナスに転じました。

一方、輸出は、アメリカやアジア向けの自動車などが好調で、プラス0.6%でした。
5月16日 8時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011440091000.html