インターネットの理念は際限のないコピーとデータの分散管理
デジタルデータはローカルにある原本と各サーバーにあるものが消えたり見失うと完全に消滅する

現在問題になっているインターネット上のデータをどう保存するかという課題において
喪失しやすい原本やコロコロ運用の変わるサーバーは殆ど頼りにならず
インターネットアーカイブや無断転載が最後の拠り所でそれさえなければお手上げ

実際に日本でもインターネット上のデータをアーカイブしようという動きも有ったが
複雑な著作権関係、記録媒体の高額さ、雑多なデータの保存価値などの議論で先延ばし
結局日本では官公庁のホームページを一部のみ保存することになり、国外のグーグルのキャッシュやインターネットアーカイブに頼るしか無くなった
それすら全てをカバーしている訳ではなく、今まで権利者の引退や死亡、規約やサーバーサービスの変更、DMCAなどの嫌がらせ通報で各所で膨大なデータがいつの間にか跡形もなく消え去った