>>754
金利上昇には良い上昇と悪い上昇がある。
経済が伸びて、資金需要が増えまくり、給料が増えたら良い上昇だが、
日本のファンダメンタルズを考えてみ。

経済は世界の経済が2倍になっても日本だけほとんど変わらない。
社会保障費は、激増の途中であって、実質所得は減っている。
年金も支給がどんどん切り上げられ、老後の不安で消費は増えない。
だから日銀が日本の通貨を130兆円から470兆円まで増やしても物価が上がらない。
雇用が増えたと言っても、土建業、飲食業、配送業などの重労働。
老人人口は激増し、すでに人口の半分は働いてすらいない。
年金受給者は4300万人まで爆発的に膨らみ、もう街を歩いてる人の
1/3が年金受給者なんだよ。
その状況で、物価が上がると、経済が成長すると思う?

さてこの中で、永遠に金利をゼロに抑えられるか?
現在は日銀が80兆円から50兆円くらいを毎年買うことで、金利を抑え、
国債価格を異常な高値に誘導している。
ちなみにロシアの国家予算は35兆円で、この金額は歴史的だし、経済学の
範疇をすでに越えていて、何が起こるかは経済学では予測できない。
日銀はもともと爆発的な緩和で、2年で終了を狙ったが、失敗し、途中で
やめられない状態が、いまでも続いている。

その結果、地球上に存在するすべての日本国債の半分を日銀が所有しって
いて、日銀が買うから売られない状況。
その結果、日本国債市場に出てくる、日本国債のうち、7−8割はすでに
日銀が買ってるから、せいぜい2年で日銀は市場から国債を買うことすらできなくなる。

市場がそれを織り込むと大事故が起こるから日銀の出口戦略は
すでに秒読み段階にはいっている。
もちろん、日銀がそんな発言をしようものなら、円高、株安、債券安、
企業業績悪化、景気悪化になりから、絶対にそんな発言はできない。
このスレでもその日銀の本音でなくて、建前を信じちゃってる人すらいる。