日本の債務が莫大に増えたのは税制に不備があって 国税と比して社会保障の自己負担が増え過ぎて それで消費が抑制されて税収が思った程伸びなくなった
だから中央政府は赤字でも地方と年金の積立金が黒字で政府債務は対GDP比で100%近くても純債務だと30%以下という健全っぷりだったのが20年前
つまり税制の不均衡が赤字の理由だったわけで中央政府の赤字を解消したいなら国税を上げる代わりに社会保障を減らす必要があった訳よ
ところが橋本内閣は全部いっぺんに上げちゃった しかも公共投資を思い切り削減して 社会保障で貨幣を回収して公共投資でバラマキというバランスが崩れて回収一辺倒になった
当然需要ショックを引き起こして企業は大規模な生産調整と人員削減に突入
不景気は眠っていた不良債権問題に火を付けて金融危機を引き起こした
銀行のシステムを守る為には公的資金注入しか無い 日本は10兆円の金を惜しんで100兆規模で新たな負債を背負う事になった
金融危機を引き起こした国は多くの場合直後に公債危機を引き起こす これは銀行を守る為にバランスシート上の毀損を国家が引き受けたから発生した負債であって過剰支出で発生した負債じゃ無いから緊縮財政では解決出来ない
しかしそれをやってしまったのが20年前の日本でありリーマンショック以降の欧州である