日本経済新聞 2018/4/27 7:55
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29915250X20C18A4000000/

 【ニューヨーク=白石武志】米マイクロソフト(MS)が26日発表した2018年1〜3月期決算は、
純利益が前年同期比35%増の74億ドル(約8600億円)だった。人工知能(AI)を使った解析サービスなどの
基盤となるクラウドサービス「アジュール」が93%増と大きく伸びたのが貢献し、売上高も268億ドルと16%増えた。

 顧客情報などのビッグデータ解析に加え、工場施設などでもAIを使った物流の効率化にアジュールを
採用する事例が増えているといい、クラウド部門の売上高は17%増の79億ドルとなった。主力の業務ソフト
「オフィス」などを含む法人向けの業務効率化ツールも堅調で、同部門の売上高は17%増の90億ドルだった。

 16年に買収したビジネスパーソン向けの交流サイト(SNS)、リンクトインの売上高も37%増と伸びた。
米フェイスブックが顧客情報の不正流用問題に揺れる中、MSは情報セキュリティーを強みとしており、
サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は業績について「当社のクラウドサービスに顧客が信頼を
置いてくれた結果だ」と強調した。


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ロイター 2018年4月27日 / 07:28
https://jp.reuters.com/article/microsoft-results-idJPKBN1HX3JZ