健康保険組合連合会(健保連)は23日、2018年度の予算集計を公表した。健保組合は、多くの会社員が自身の病気やケガへの備えと考えている医療保険制度だが、従業員と企業が負担する8兆円余りの保険料収入のうち、4割強は高齢者の医療費を賄うための「仕送り」に回る。その苦境をみると、誰のために保険料を払っているのか、との疑問も浮かぶ。

「もはや保険とはいえない」。健保組合の関係者はいう。「保険」とは本来、…
2018/4/23 11:45
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29710730T20C18A4EE8000/