高島屋(8233)の木本茂社長は9日、2018年2月期決算発表に関する記者会見で、中国人の顧客への対応について「今年度にPOS(販売時点情報管理)レジの更新で、中国人になじみの深い決済手段に対応するなど先行投資をしていきたい」と語った。

 18年2月期の訪日外国人の購入額は前の期比1.4倍の490億円だった。今期(19年2月期)は560億円、21年2月期には830億円を見込む。

 今期、9期ぶりに営業減益となる見通しについて、木本社長は「日本橋高島屋ショッピングセンターを開業するための設備投資やコスト増、タイのバンコクに新店を開業する先行投資がかさむ」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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