東芝の子会社で複合機の販売などを手がける東芝テックは、ドイツにある子会社で利益を6億円余り水増しする不正な会計処理があったと発表しました。
発表によりますと、不正な会計処理があったのは、複合機の製造・販売などを手がける東芝テックのドイツにある子会社です。

平成21年から去年までの9年間に、この子会社のスペイン支店の副支店長や財務の担当者など3人が、売り上げに占める原価の金額を実際よりも少なく計上することで、店の利益を6億円余り水増ししていたということです。

去年7月にスペイン支店の財務担当者が交代したことをきっかけに問題が発覚したということで、東芝テックは今後、不正に関わった従業員を処分する方針です。

東芝テックは「事案を重く受け止め、グループの内部管理体制を強化するとともに、役員、従業員のコンプライアンス意識の向上に取り組んでいく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180214/k10011328841000.html