米Intelは現地時間2018年2月7日、CPU脆弱性「Spectre」に対処するパッチの修正版のうち、Skylakeベースの一部のプラットフォームに向けたバージョンを、パートナー企業に対して正式にリリースしたと発表した。該当するパソコンの利用者は、この最新のパッチが自分のマシン向けに提供された時には、インストールする必要がある。

Intelは、Spectreと「Meltdown」に対処するパッチを2018年1月初めにリリースしたが、システムが不安定になる不具合があるとして、1月22日の声明でインストールを取りやめるよう呼びかけた。今回同社があらためてリリースしたのは、こうした不具合に対処した修正版だ。

 ただし現時点でこの修正版パッチを適用できるのは、Skylakeベースの「Core」「Core M」プロセッサのみで、全体の一部にすぎない。Intelは1月22日の発表の中で、HaswellとBroadwellの両プラットフォームに向けた修正版パッチもテストを始めたことを明らかにしていたが、そちらはまだ、パートナーへの正式リリースには至っていない。それらのリリース時期について、Intelの広報担当者にメールで問い合わせたが、本記事執筆時点で回答は得られていない。Intelが今回発表したブログ記事には、より多くのプラットフォームに向けたパッチを近日中にリリースする予定だと説明している。
以下ソース
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/idg/14/481709/021300403/