2018年の1〜6月のGDPを見ればだいたい日本の運命は見えてくる

1〜6月のGDPが大したことなければ人口動態悪化の影響が出始めたと疑うべき
日本は待遇はともかく雇用そのものは完全雇用といってよい状態
この状況で大して経済成長しないということは既に成長の限界に達してる可能性が高い

生産性の向上とか言葉だけが踊っているが
実際のところそんなことが出来るのはピラミッドの頂点である一部大手企業だけにすぎない
例えばトヨタ自動車やグループ内のデンソーやアイシンは機械化でもIT,AIでも活用できるだろう

しかし、第三次、第四次下請けである中小零細企業はそんなことはできない
経営を後継する人はいない、人手はいない、機械化する金もなければ設備を維持する金もない
そうした企業は結局のところ廃業して製品の供給を途絶させていくしかなくなる
国内で生産できなくなる部品は海外に頼るしかなくなる
日本には生産力があるとか勘違いしてる人がいるがピラミッドの土台の方が崩れつつある

ピラミッドの上の方は確かに高い効率を維持して国内生産を維持できるかもしれないが
ピラミッドの下の方はそれができずに廃業に向かい供給力そのものが失われていく
実は足下では日本の生産力が大きく揺らぎ始めていることにネトウヨは全く気がついていない

この状況でGDPの伸びが鈍化してるようなら
既に成長の限界に達している可能性が高くなるということ
そして40年以上成長力が低下していく可能性が高いことを示唆することになる