高値が続く「はくさい」や「だいこん」は先週さらに値上がりして、平年の2倍以上の高値が続いていることが農林水産省のまとめでわかりました。
農林水産省は「はくさい」や「だいこん」など5種類の野菜について、スーパーなど全国470店舗の小売価格を調査して毎週まとめています。

それによりますと先週の全国平均の小売価格は、いずれも1キロ当たりで「はくさい」が362円と、前の週より7%値上がりしたほか、「キャベツ」は419円で7%の値上がり、「だいこん」は342円で4%の値上がりと、それぞれ平年の2倍以上の高値が続いています。
一方で「レタス」は、前の週より9%値下がりして1264円、「トマト」も4%値下がりして835円となりましたが、平年に比べると高値が続いています。

野菜の高値が続いているのは、去年秋の台風21号やその後の低温の影響で、出荷量が依然として少ないことが主な要因です。

農林水産省は「このところの大雪などの影響は確認中だが、今の時点では、野菜の出荷や価格への影響は限定的ではないか」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180124/k10011300821000.html