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2018年1月7日 13時38分
 自転車を折り畳まずに乗車し、目的地でサイクリングを楽しめるJR東日本千葉支社のサイクルトレイン「B.B.BASE」の運行が6日始まった。

 両国駅から愛車とともに乗り込んだ愛好家らは、最初の停車駅である館山駅に到着すると、新設された専用通路を使って改札を通らずに駅外に出て、サイクリングを楽しんだ。

 B.B.BASEは「房総バイシクルベース」の略。「自転車で房総を駆け巡るための基地」との意味で、車内には自転車を立てかけられるラックが計99基設けられている。

 この日、専用電車は午前7時39分に両国駅を出発し、約2時間後に館山駅に到着した。10年ほどサイクリングを楽しんでいるという東京都墨田区の男性会社員(40)は「自転車がラックで固定でき、袋に収納しなくて済むのは楽。気軽に来られてありがたい」と話していた。

 専用電車は今後、内房線に加え、外房、成田、総武の計4路線で、週替わりに運行する予定。

 また、館山署は運行開始に合わせ、同駅で下車した利用客に自転車事故の防止を呼びかけた。地域の交通事情に慣れない人が増えることが見込まれるため、同署員らが地元の「交通事故発生マップ」などのチラシを配った。

自転車とともに下車したサイクルトレインの乗客ら(6日、館山駅で)
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