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1月5日 5時07分
「大人になったらなりたいもの」のアンケート調査で、男の子は「学者・博士」が「野球選手」や「サッカー選手」を抑えて15年ぶりに1位になりました。調査を行った生命保険会社は、日本人が3年連続でノーベル賞を受賞したことなどが影響しているのではないかと見ています。

このアンケート調査は、大手生命保険会社の第一生命が全国の保育園・幼稚園児と小学生を対象に毎年行っているもので、ことしは7月から9月にかけて寄せられた回答のうち1100人分を分析しました。

その結果、男の子は1位が「学者・博士」で8.8%、2位が「野球選手」で7.2%、3位が「サッカー選手」で6.7%となりました。

「学者・博士」が男の子の1位となったのは15年ぶりで、第一生命は日本人が平成26年から3年連続でノーベル賞を受賞したことなどが影響しているのではないかと見ています。

また、「野球選手」が「サッカー選手」を上回ったのも8年ぶりで、早稲田実業の清宮幸太郎選手の活躍など、野球の話題が多かったことが背景にあると分析しています。

一方、女の子は1位が「食べ物屋さん」で11.3%、2位が「看護師さん」で9.5%、3位が「保育園・幼稚園の先生」で6.9%でした。

「食べ物屋さん」は去年より4ポイントほど低くなったものの、21年連続で1位となりました。

今回の調査結果について、第一生命は「昔から変わらず続く夢がある一方で、その時の世相が子どもたちの夢にも大きく影響を与えるとも感じました」としています。