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2017年12月30日
渡辺 雅史 : 時刻表探検家

今シーズンも、お正月恒例の「元日・JR西日本乗り放題きっぷ」が今日(12月30日)まで発売されている。

これは1月1日限定で、JR西日本全線と智頭(ちず)急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題となるきっぷ。新幹線や特急の自由席にも乗り放題で、今回の価格は普通車用(指定席に6回まで乗車可能)が1万6000円(こども3000円)、グリーン車用(グリーン車に6回まで乗車可能)が1万8000円(こども5000円)だ(こども用のきっぷ単独での乗車は不可)。

1月1日に新大阪から博多まで新幹線「のぞみ」の指定席で行く場合、片道1万5510円かかるので、この乗り放題きっぷで新大阪と博多を往復したら、およそ半額で済む。また、北陸新幹線と特急サンダーバード、山陽新幹線と乗り継げば、富山―博多の往復も可能だ。

JR西日本全線の何割に乗れる?

JR西日本の路線は、東は新潟県の上越妙高駅、西は福岡県の博多南駅まで広がり、山陽新幹線(新大阪―博多)と北陸新幹線(上越妙高―金沢)の2つの新幹線を含め、営業路線の総営業キロは5008.7qにおよぶ。

このお得な乗り放題きっぷを使ったら、1日でJR西日本の路線の何%に乗車することができるのだろうか。調査してみた。

1日でとにかくたくさんの路線に乗るためには、新幹線と在来線の特急を活用するのが必須条件となる。JR西日本で在来線の特急網が発達しているのは、福知山を中心とするエリアと、米子・出雲市を中心とする山陰エリア、大阪・米原―金沢の北陸エリア、天王寺―白浜・新宮のエリアだ。
(リンク先に続きあり)