企業による人材育成への投資が伸び悩んでいる。厚生労働省によると、従業員への月あたりの教育訓練費は10年前より3割減った。優秀な人材を確保するには人への投資が欠かせないはずだが、企業は人にお金を回していないようだ。省庁やシンクタンクに話を聞くと、「非正規社員」「社会保障負担」「省力化投資」という3つのキーワードが浮かんできた。

 厚労省が就労条件総合調査報告で数年ごとに調べるデータをみると、企業が毎…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2473957016122017EA5000/