https://forbesjapan.com/articles/detail/18947
サムスンは、次期フラッグシップスマホ「Galaxy S9」を中国でテストしていることが明らかになった。リーク情報によると、サムスンは「S9」と「S9 Plus」について、それぞれシングルSIMモデルとデュアルSIMモデルの2種類をテストしているという。

サムスンは、これまでにも「Galaxy Note 7」のリリース前に異なる仕様のモデルをヨーロッパでテストしており、「S9」と「S9 Plus」でも同様のテストを行うことは驚きに値しない。しかし、デュアルSIM版が中国市場以外でも発売されるとなると、大きなサプライズだ。

英国では「OnePlus」や「WileyFox」などがデュアルSIM対応スマホを販売しているが、欧米のキャリアはローミング手数料で稼ぎたいためか、デュアルSIMの普及には消極的だ。

サムスンのこれまでのデュアルSIM対応スマホは、2つ目のスロットがmicroSDカードにも対応していた。しかし、サムスンが今後、フラッグシップモデルのmicroSDカードスロットを廃止し、内部ストレージの容量を増やすことを示唆する情報もある。もしこれが事実だとしたら、2つ目のSIMカードはどこに挿入するのだろうという疑問も浮上する。

サムスンは、これまで「Galaxy S」シリーズでは革新的な機能やデザインを追求してきたが、2018年のアップデートは従来の機能の拡充に主眼を置き、抜本的な変化はない模様だ。こうしたことから、筆者は「S9」が引き続きmicroSDをサポートしブラジルやロシア、インド、中国市場ではデュアルSIM型、欧米版は残念ながらシングルSIM型のままになると予想する。
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