韓国のサムスン電子は2018年上期のスマートスピーカー発売を目指している。計画について説明を受けた複数の関係者が明らかにした。アマゾン・ドット・コムやアップル、アルファベットに追随して音声制御機器の分野に参入する。

サムスンのデバイスは音質に注力するほか、照明や鍵などネットワークでつながったコネクテッドホーム家電を管理する機能を備える。計画が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語った。

サムスンのスマートスピーカーは、「アレクサ」や「Siri(シリ)」、「グーグルアシスタント」と競合する音声アシスタント「Bixby」を備え、テレビや「ギャラクシー」スマートフォンなど他のサムスン製機器とも同期できるようにする。価格は200ドル(約2万2000円)前後に設定することを検討しており、アマゾンの「エコー」の100ドルより高めだが、アップルが来年投入する「ホームポッド」の349ドルは下回る。サムスンはコメントを控えた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-15/P0ZKGT6JTSE801