経団連の榊原定征会長は7日、四国電力の伊方原発(愛媛県伊方町)を視察し、「原発は重要な電源としてこれからも使用していく。将来は増設や新設も選択肢にしないといけない」と語った。佐伯勇人社長から再稼働した3号機の運転状況や安全対策の説明を受けた後、記者団に語った。

 伊方原発3号機は昨年9月、5年4カ月ぶりに営業運転を再開。今年10月、いったん発電を止めて来年1月までの予定で定期検査を進めている。榊原氏は「(四国電力は)福島の原発事故を教訓に万全の対応をとっているようだ。しっかり安全を確保してほしい」と感想を述べた。
http://www.asahi.com/articles/ASKD75QY8KD7ULFA021.html