ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7日、「プレイステーション(PS)4」の累計実売台数が7000万台を突破したと発表した。2013年11月の発売から4年たつが人気ゲームソフトが充実し、販売を伸ばしている。仮想現実(VR)機器「プレイステーション(PS)VR」の累計実売台数も200万台を超えたと発表した。

今回の発表とは基準が異なるが、PS2は2000年の発売から12年で1億5500万台出荷した。PS3は7年で8000万台ほど出荷し、PS4は4年でPS3に並ぶ勢いだ。

 日本ではロールプレイングゲーム(RPG)「ドラゴンクエスト11」などの人気ゲームソフトが相次ぎ投入され販売を伸ばした。PS3では独自の開発プラットフォームを使っていたが、PS4ではパソコンゲーム向けに近い環境を整備し、ソフト開発者にとって開発しやすくなったという。パソコンゲームが主流の欧米でも好調だった。

 PSVRは映像の世界に入り込んだ感覚が体験できる専用機器で、PS4につないで遊ぶ。発売当初はベンチャー企業などのソフトが中心だった。カプコンやバンダイナムコエンターテインメントなど大手ゲームメーカーのソフトも増え、普及に貢献した。SIEは販売台数を増やし、さらに大手の参入を促す考えだ。
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