ジョセフ・スティグリッツ氏
(コロンビア大学教授・ノーベル経済学者)は
日本の原発事故についても、
金融派生商品による市場のメルトダウンと比較して
興味深い指摘があります。

 原子力産業も、金融業界も、
破綻が起こるリスクをできるだけ
小さく見積もろうとする傾向があり、
その理由は過小評価したほうが得だからだと
スティグリッツ氏は指摘します。

 つまり一企業の手には負えない巨大な損害は
社会全体が背負うことになるので、
リスクをとったほうが得なのです。

 こんな間違った方向にインセンチブが働いているのは
恐ろしいことです。

http://democracynow.jp/video/20110407-1