政府の負債と資産
http://www.mof.go.jp/faq/seimu/03.htm
Q:日本の政府は借金が多い一方で資産もあり、
  資産を売れば借金の返済は容易だという説もありますが、どのように考えていますか?

A:国においては、企業会計の考え方を活用して貸借対照表(バランスシート)を作成しており、
  平成21年度末時点では、1,019兆円の負債に対し、647兆円の資産が存在しています。
  しかしながら、これらの資産の大半は、性質上、直ちに売却して赤字国債・建設国債の
  返済に充てられるものでなく、政府が保有する資産を売却すれば借金の返済は容易である
  というのは誤りです。代表的なものをご説明すると、
(1) 年金積立金の運用寄託金(121兆円)は、将来の年金給付のために積み立てられているもので、
  赤字国債・建設国債の返済のために取り崩すことは困難です。
(2) 道路・堤防等の公共用財産については、例えば国道(63兆円)などや堤防等(67兆円)などとして
  公共の用に供されているものであり、また、収益を生むわけでもないので、買い手はおらず、
  売却の対象とはなりません。
(3) 外貨証券(82兆円)や財政融資資金貸付金(139兆円)はFBや財投債という別の借金によって
  調達した資金を財源とした資産であり、これらの借金の返済に充てられるものであるため、
  赤字国債・建設国債の返済に充てることはできません。
(4) 出資金(58兆円)は、その大部分が独立行政法人、国立大学法人、国際機関等に対するもので、
  これらに対する出資は、そもそも市場で売買される対象ではありません。

日本銀行券は だめです政府通貨の500えんだま100えんだまで。