GitHubがサンフランシスコで開催中の年次イベント「GitHub Universe 2017」。基調講演の最後に登場した同社共同創業者兼CEOのChris Wanstrathは、同氏が考えるソフトウェア開発の未来について語りました。

Chris氏はこのなかで、コーディング作業はゼロになっていく一方、ソフトウェア開発の本質である問題解決を実現するため、さらに優れた開発手段が登場することへの大きな期待を示しました。

基調講演で語られた内容をダイジェストで紹介します。

コーディング作業は、行数で数えるならば、その登場からどんどん小さくなってきている。

いまではさまざまなライブラリを用いてコーディングが行われており、コーディングはより少なくなってきている。

これはオープンソースの重要さを示してもいる。

ということは、全部がそうではないものの、コーディング作業はゼロになっていくだろう。一部のプロジェクトでは、まったくコーディングしない、というものもでてくる。

これは単純な予測ではある。

しかし現在とてもエキサイティングなのは、そのレベルへ到達するための境目を超えたと考えるからだ。

これまでにないほどデベロッパーは増えており、これまでになく多くのソフトウェアが作られるようになり、そして世界中が変化のただ中にある。

自動化はソフトウェア開発にも等しくやってくる
オートメーション(自動化)は、いま世界で最も注目されているバズワードだ。

これを推進しているのは誰か? 誰がこうした変化を推し進めているのか? 私たちだ、この部屋にいる私たちであり、将来のプログラマである。

私がもっともエキサイトしているのは、自動化が工場や家庭やオフィスだけでなく、ソフトウェアの開発も自動化されようとしていることだ。自動運転車といったものだけでなく、自動化はソフトウェア開発にも等しくやってくる。
以下ソース
http://www.publickey1.jp/blog/17/github_ceogithub_universe_2017.html