Shureにとって初のBluetoothイヤフォンが、10月13日から発売される。既に多くのユーザーがいる「SE215 Special Edition(SE215 SPE)」と、シリーズの中で最も手ごろな「SE112」が、それぞれBluetoothに対応したモデルだ。
これら2モデルに加え、Bluetooth搭載のケーブル単体モデル「RMCE-BT1」も同日より登場。SE215や他のShure SEシリーズなど、MMCX端子を備えたイヤフォンを既に持っている人は、このケーブルを追加するだけでイヤフォンをBluetooth対応にできる。これらの使い勝手や音質などをチェックした。
iPhoneの新機種がステレオミニ端子を省くようになり、多くのメーカーからBluetoothイヤフォンが発売される中で、オーディオファンに根強い人気のShureが、今までBluetoothに対応していなかったのは意外に思う人もいるだろう。9月19日に発表されたBluetoothモデルのニュース記事への閲覧数や反応を見ても、待望していた人たちから新モデルは歓迎されているようだ。
もともと同社はプロがステージで使うイヤモニターを長年手掛け、プロも認める高音質が一般のコンシューマにも受け入れられて広まった経緯がある。多くのユーザーから「Shureは、いつBluetooth製品を発売するのか」という問い合わせが、米国本社の担当者にも多く寄せられていたとのこと。待ち望んでいたのは日本人だけではなかったようだ。
今回試したのは、「SE215 Special Edition Wireless」(オープンプライス/店頭予想価格18,380円前後)と、「SE112 Wireless」(同12,800円前後)。イヤフォン部はそれぞれ、既存の有線モデルSE215 Special Edition(SE215 SPE)やSE112と共通だ。SE215 SPE Wirelessのケーブルは、MMCX端子でイヤフォン部が着脱できるのが特徴。SE112 Wirelessは、Bluetoothケーブルと一体になっている。そのほかにも、イヤフォン部がSpecial Editionではない「SE215 Wireless」もあり、店頭予想価格は18,380円前後。
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