東京都江東区は自動車の「ご当地ナンバー」として、新たに「江東」を加えるよう、国土交通省への申請を検討する。同省が2018年にご当地ナンバーを導入したい自治体の申し込みを受け付けるため、同区は名乗り出る方針だ。アンケートなどを通じて区民の合意を得たうえ、東京五輪・パラリンピックが開催される20年のナンバー交付開始を目指す。

 江東区に住んでいる人が車を購入した場合、現在は「足立」ナンバーが交付される。ご当地ナンバーの目的について、区は「知名度アップや地域の一体感、区への愛着心の醸成をはかる」と強調する。

 都内では、14年に「杉並」「世田谷」の各ナンバーが加わった。江東区は近隣の区と連携し「湾岸」などのナンバー導入を検討したが、調整がつかず断念した経緯がある。国交省が車の登録台数をはじめナンバーの導入条件を緩和したこともあり、区は再検討を決めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB20H96_R20C17A9L83000/