国内的少子化で再び「産めよ増やせよ」空気が先進諸国で高まっているが、
この風潮に警笛を鳴らす声もある。

資本主義経済では経済的に自立するハードルが高まる傾向にあり、
産んで育てた子供が将来経済的に自立して生活できるかどうか不透明であり、
そのことに失敗するリスクがますます高まっているというのだ。
若者の失業率やNEET率は短期的な景気回復で一時的に低下したとしても
長期的な見通しは明るくないという。

しかもAI化やロボット化で今後の雇用市場の競争はさらに厳しくなるという。
この時代状況下にあって安易に子供を作ることは個人の人生設計において
かえって高いリスクを背負うことになるというのだ。