日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した7月の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比2.9%増の42万7549台と9カ月連続で前年実績を上回った。登録車の販売は前年を下回ったが、前年は燃費不正問題の影響で販売が振るわなかった軽自動車の販売が好調だった。

 登録車は前年同月比1.1%減の27万8517台と12カ月ぶりに減少した。自販連によると「新型車が需要を引っ張る傾向が続いたが、7月は車両供給のタイミングなどでフルに寄与しなかった」という。個別ではトヨタ自動車(7203)の「プリウス」の前年比での減少が響いた。

 一方、軽自動車は11.3%増の14万9032台と4カ月連続で増加した。前年同月は燃費不正問題で一時停止した販売は再開していたものの、販売水準はまだ低かったため、前年に比べ大きく伸びた。日産自動車(7201)の軽自動車の増加率は51.2%、三菱自動車(7211)は16.3%増だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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