日銀は20日まで開いた金融政策決定会合で、物価上昇率が安定的に2%に達する時期について「19年度ごろ」とし、従来予想から1年先送りすることを決めた。先送りは、2013年4月に異次元緩和を始めて以来、6回目となる。物価が上昇に向かうシナリオは維持されているとし、追加的な金融緩和策は打たず、物価動向を見極める。

 物価目標の先送りは、同日まとめた3カ月に1度の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」に…
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF20H05_Q7A720C1MM0000/