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いつも我々を驚かせるダイソンから、また素晴らしい製品が昨年から発売されている。CSYS(シーシス)と名付けられた、このタスクライトのシリーズは、デザインに優れるだけではなくLEDを新しいステージへと昇華させたと言っても良いだろう。

これまでのLEDライトの類は、その発する僅かな熱からLEDのリンメッキが少しずつ劣化、明るさも徐々に落ちてくる可能性が高かったという。そこでメーカー各社はLEDの冷却をいろいろと試みてきたのだが、どこも十分な成果が得られなかったのだ。

これを可能にしたのがヒートパイプテクノロジーという、ダイソンの創設者であるジェームズ・ダイソンの長男ジェイクとそのティームの開発した新しい技術。

ライトのアーム内に真空の銅管を置き、中の1滴の水の蒸気化を利用して熱を逃がすというもの。

LEDの照明に画期的な新時代をもたらしたこのテクノロジーは、実に最大144,000時間も明るさを維持する。しかもこのLEDは円錐形リフレクター内にオフセットして収容されているために、直接光源が視界に入らず、眩しさを抑えるように設計されている。

シンプルなデザインのライト本体にも多くのダイソンらしい技術が満載だ。アームの水平、垂直方向の移動、ベースの回転も、指先だけで好きな位置で固定。調光もタッチセンサーで細かな機能を持ち、その設定した明るさが内蔵メモリーに記憶される。

LEDの色温度は2種が用意され、電球色のCSYSが2700K、白色のCSYS 4Kは4000K。8mmおきに8つ配置されたLEDの明るさは、前者が1u(1平米)当たり648ルクス、後者は何と同808ルクスという高い照度を持ち、趣味の作業などに威力を発揮するに違いない。

CSYSには、卓上型とクランプ型のデスク・タイプ2種とフロア型があり、CSYS 4Kはデスク・タイプ2種となる。価格は\64,000〜。

この優れたライトはダイソンの他の製品同様、あらゆる面でスマートに生活を演出することは言うまでもないだろう。
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