有機ELテレビが普及期に近づいてきた。国内メーカーが相次ぎ市場に参入した今年は「有機EL元年」と呼ばれ、発売で先行した韓国メーカーの製品は55型の一部で20万円台と消費者の手の届く価格帯に下がってきた。2009年に始まった家電エコポイント制度で購入した商品からの買い替え需要も追い風となる。

 テレビの表示装置は00年代前半からブラウン管が液晶パネルに置き換わった。現在の市場の大半は液晶だが、韓国L…
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18921390V10C17A7EA5000/