http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H6C_R10C17A7FF2000/

2017/7/11 22:35

 【ロンドン=小滝麻理子】英国のメイ首相は11日、ロンドン市内で演説し、ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズといった新産業で働く労働者の福利厚生の強化など労働市場の改革策を表明した。今回は、6月8日の総選挙でメイ氏率いる保守党が過半数割れして以来、メイ氏による初の政策演説。少数与党政権となったことを踏まえ、「他党にも問題に共に取り組んでほしい」と述べ、最大野党の労働党などに協力を呼びかけた。

 政策案を発表することで、メイ氏は「通常運転」をアピールしたい考え。ただ、最新の世論調査では、労働党の支持率が46%と保守党(38%)を上回るなど、政権基盤の弱体化が目立っている。