19日の東京株式市場で「民事再生法の適用申請に向け最終調整に入った」と報じられたタカタ株に売り注文が殺到した。午前中だけで売り注文が920万株超に膨らんだのに対し、買い注文は5万株弱しか入っておらず、取引が成立していない。

 16日は報道の真偽を確認するとして東京証券取引所が終日、売買を停止していた。16日夜にタカタがコメントを開示したため、19日は売買が再開された。気配値は売買が停止になる前の15日終値に比べ80円(17%)安の404円と、制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下がった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD19H0B_Z10C17A6EAF000/