買って放置で大幅利益!? アルトコインが急騰中
 高騰が起きているのは、ビットコインだけではない。リップルに早くから注目、10倍もの売却益を得た専業FXトレーダーのSarah氏がポテンシャルに気づいたのは、今から3年前のことだった。

「当時はビットコインに比べるとリップルは知名度もなく未知数でしたが、FXトレーダー間で注目が集まっていました。発行元のリップルラボにグーグルが出資していること、銀行の送金システムに採用される可能性があるなど独自の利点に惹かれましたね」

 Sarah氏の購入時は1XRPが0.4円ほど。しかし年末には約8倍になる急騰を見せた。

 その後も買い増しを続け、一時100万円ほどのリップルを保有していたが、停滞期に資金効率を考え、利確して半分以下に削減。別の投資に資金移動した。

「その半年後にいきなり1XRP5円まで急騰し、1か月もたたないうちに、40円にまでなった。『相場でタラレバは格好悪い』と他人には厳しく言いますが、もしあの100万円をそのまま保有し続けていれば、今ごろ4000万円になっていたのに……と胸を痛めています」
https://hbol.jp/wp-content/uploads/2017/06/mane_1706020_3-300x224.jpg

 最近では5月中旬、リップルラボ社がロックアップ(発行元が保有するリップルの売却制限)を発表したことをきっかけに価格は30%も高騰。リップルの価格変動は、いまだ止まらない。

ビットコイン以外の暗号通貨をアルトコイン(オルトコイン)と言い、その数は今や2000を超える。今後の注目株を記事最後に上げたが、トレード法はどうか。

「今、アルトコインは買えばどれも上がる相場です。まずは買って1週間放っておくのも有効です。また暗号通貨は取引所ごとに価格が違うので、安い取引所Aで買って、高い取引所Bで売るという、取引所間の価格差を利用するアービトラージの機会も多く生じています」(高城氏)

「暗号通貨は、何がいきなり爆発するかわからない。CryptoCurrency rankingなどメジャーなランキング上位の通貨をまんべんなく買っておくのも手かもしれません」(Sarah氏)

「バブル」ともいわれる現在の暗号通貨市場、今はまさに買いどきなのか?

「長期的には上がる傾向ですが、基本的に待ったほうがいい。これだけビットコインが普及した今、セキュリティの甘い日本では大規模なハッキング事件がいつ起こってもおかしくない。その際、起こる狼狽売りによってビットコイン価格が急落するタイミングこそ今後、最大の買い場と言えるでしょう」(高城氏)

 仮想通貨は一日に20%、30%も値下がりをし、ときにはヒゲをつけることもある。ボラティリティの高さは生半可ではない。

「為替感覚でやると痛い目に遭うかもしれません。逆に言うと、じっと耐えていれば買いを入れるチャンスは、いくらでもある」(Sarah氏)
https://hbol.jp/143235/3