米携帯大手TモバイルUSのブラクストン・カーター最高財務責任者(CFO)は18日、ニューヨークで講演し、
同業のスプリントと経営統合すれば「大きな相乗効果があることは間違いない」と述べ、携帯電話業界の再編に意欲を示した。ロイター通信が報じた。

 スプリントを傘下に置くソフトバンクグループの孫正義社長は今月10日に東京都内で開いた記者会見で、米携帯電話業界の再編を「積極的に検討する」と表明し、
Tモバイルが「本命」と強調。Tモバイルの対応が注目されていた。

 カーター氏は講演で、スプリントとの統合で300億ドル(約3兆3340億円)を超える相乗効果が期待できるとの推計値も明らかにし、
既に具体的な検討に入っていることをうかがわせた。(共同)

http://www.sankei.com/economy/news/170519/ecn1705190024-n1.html