補足:

「今日から従業員の皆さんがいつでも転職できるように社内開発プロジェクトを作ります
明日から暇な時間に新言語やミドルウェアを開発してください
時間はたっぷりとあげますが期間内に成果が出なかったらクビです」

熟練した技術者であれば3ヶ月あれば程々のものを作れる

期間内に作れない => 部署内の基準スキルに達していない

「AndroidやiPhoneの両方をターゲットデバイスにした自社言語コンパイラーを1年以内に作りましょう
期間内に作れなかったら部門を閉鎖します」

コンパイラーも2〜3人の少数者で開発すれば大抵は数ヶ月以内に動くものは出来る
各デバイス毎の工程で開発者が数名で並行して開発すれば半年ぐらいには作れている

1年以内 => 本来半年あればできる仕事のに2倍の時間を与えている

示唆される点:

・日本で実施は不可能
・実際に作ってみれば難しくないし、経験値があがれば企業の競争力の源泉となる
・Webエンジニアにコンパイラーを作らせれば、Webに特化した言語が生まれ自社が最新技術をリードできる。長期的には経済合理性はある
・アメリカでは日本であれば医学部に入る一級の人材がプログラマーになっているため、一見無理な事も午後の紅茶を庭園で楽しむように優雅にこなしていく
・仕事が楽しいほど、雇用は不安定となり、リスクも高くなる。解雇が自由でないなら、そうしたプロジェクトは経済効率性から不可能
・解雇というオプションがある方が会社の業績は安定し、むしろ労働側にとっての失業リスクやキャリア上のリスクは減る